足関節捻挫でよくあるお悩み
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足関節捻挫を
繰り返して
いる -
段差に気付かず
足を捻った -
足をくじいて
痛みや腫れが
ある -
痛みがひどく
歩くことが困難
足関節を捻挫したら
適切な対処を行いましょう
「足首を捻ってから足首の外側に痛みがとれない」
「足首の外側に腫れや内出血がある」
「足首を捻挫した後から痛みが残っている」
など、足関節の捻挫は後遺症にもなりやすい身近なケガです。
この記事では、足関節捻挫の原因や症状、
対処法や日々の生活で行える予防法について詳しくご説明します。
足関節捻挫は癖にもなりやすいためきちんと対処して改善し、
日常生活やスポーツを楽しみましょう。
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足関節捻挫が起こる原因と特徴について
足関節捻挫にはケガの程度があり、スポーツ別でもケガの程度は違います。
足関節捻挫のメカニズムを良く理解し、スポーツシーンや運動の際などに役立ててください。
次に、足関節捻挫は起こる原因についてご説明します。
また、どのような場面で足関節捻挫が起こりやすいのかスポーツ別にご紹介します。
【足関節捻挫の原因】
私たちが自由に身体を動かせるのは、運動器がしっかり働いているからです。
運動器は、骨と、それを繋ぐ関節、関節をなめらかに動かす役割を持つ筋肉から成り立っています。
骨と骨とを繋いでいる関節は、関節包という袋に包まれています。
中には軟骨や関節液とよばれる潤滑剤があり、関節のなめらかな動きをサポートしています。
また、関節の外側には靱帯という筋があり、それが骨と骨とをしっかり繋ぎ、安定した運動ができるよう関節を支えています。
足関節は、外反より内反方向に可動性が高い関節いわれています。
滑ったり、足の上に乗ったりすると、急激な内反が矯正されて、外側にある前距腓靭帯(足関節外側の靭帯)などが損傷します。
多くが、足関節を内側に捻って生じる外側の靭帯が損傷する内反捻挫です。
症状は、外くるぶし(外果)の前や下に痛みがでたり、腫れが生じたりすることがあります。
また、外くるぶしの前や下を手で押さえると、痛みが生じます。
足関節の捻挫は後遺症にもなりやすい身近なケガです。
そのため、痛みが引かない場合や同じ捻挫を繰り返すような場合は、適切な施術やリハビリを行っていく必要があります。
足関節では、前距腓靱帯が損傷することが最も多い病態といわれています。
【捻挫の程度】
靭帯の損傷程度によって、捻挫の程度を次の3段階に分けています。
1度捻挫(軽症):靭帯が伸びる程度の損傷で、軽度の腫れと圧痛がありますが、不安定性(ゆるみ)はありません。
2度捻挫(中等症):靭帯の一部が切れたもので、広い範囲の腫れと圧痛があります。
3度捻挫(重症):靭帯が完全に切れるもので、強い腫れと圧痛があったり、皮下出血や関節の不安定性がみられたりします。
【足関節捻挫がなりやすいスポーツ】
年代は、学校体育からトップレベルの競技全般において発生します。
特に、バレーボールやバスケットボール競技で多く発生します。
ジャンプの着地時に人の足の上に乗り、足関節の内反が強制されて発症するケースが最も重症です。
床で滑って足をひねった場合は、中等症の損傷が多いです。
サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどの接触プレーをはじめ、野球のスライディング、体操競技、テニスに多く発症します。
また、外反が強制されて内側を損傷した例もあるといわれています。
【足関節捻挫の症状】
捻挫が起こると、腫脹・熱感・痛みを伴います。
靭帯が損傷すると、関節周囲の血管が切れてしまい内出血を起こし、腫れが生じてきます。
腫れてくることで炎症が起きて発痛物質がつくられて、痛みを感じます。
具体的には、次のことが起こります。
●外くるぶし周囲(特に前方の)の腫脹・疼痛・圧痛
もっとも損傷しやすい靭帯は前距腓靭帯といわれています。
外くるぶしの前方に腫脹や痛みが生じることが多いです。
●足関節の腫脹及び関節内側・外側の皮下出血
前距腓靭帯は、足関節を包む関節包と連続しています。
靭帯損傷によって関節包が破綻すると関節内出血が生じ、足関節全体の腫脹や皮下出血(特に足部外側)を認める場合があります。
また、捻挫は内反捻挫(内返し捻挫)や外反捻挫(外返し捻挫)によって、症状や施術法も変わります。
【内反捻挫(内返し捻挫)】
足関節捻挫の80~90%を占めるといわれています。
前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靱帯、二分靱帯などが損傷しやすいです。
脛腓靭帯を痛めると長くかかる方も多いため、テーピング固定もより強靭なものを使用します。
可能であれば固定材を入れた包帯固定も念頭に入れて施術を行います。
また、第3度以上の靱帯損傷の場合は、歩行困難になることが多いため、松葉杖を使用することもあります。
【外反捻挫(外返し捻挫)】
外反捻挫(外返し捻挫)は、足関節の10~20%と少ないといわれています。
三角靱帯(内側靱帯の総称)はとても強固なため、第2度以上のものが発症することは少ないです。
第3度または、3度に近い2度損傷は、添え木を使って完全固定をしたり、松葉杖を使用したりします。
また、状態によっては病院受診が必要になります。
足関節捻挫の正しい処置方法と予防法について
足関節捻挫は、早急の対処とその後の予防法が大切になります。
ここではご自身で行える予防法についても併せてご説明します。
【足関節捻挫の対処法】
●POLICE処置
応急処置の手当の基本はRICE処置といわれてきました。
・Rest(安静)
ケガが悪化しないように安静にして、患部を動かさないようにしましょう。
・Ice(冷却)
アイスパックや氷を入れたビニール袋などで患部を冷やしましょう。
冷やすことで、腫れの抑制や痛みの緩和が期待できます。
・Compression(圧迫)
テーピングや包帯などを使って、患部を適度に圧迫し、患部を固定させながら炎症を抑制させます。
・Elevation(挙上)
患部を心臓よりも高い位置に挙げて、痛みや炎症の抑制を目指しましょう。
従来はRICE処置は、外傷の緊急処置の基本といわれていました。
しかし、安静だけでは、損傷した組織を保護できないと考えられ、RICE処置にProtection(保護)を加えた「PRICE処置」と呼ばれる処置に変遷してきました。
そして近年では、早期回復のため、必要以上の固定や安静はしないほうがよいと考えられるようになりました。
そのため、安静(Rest)を、Optimal Loading(最適な負荷)に置き換えた「POLICE処置」という概念が広まりつつあります。
POLICE処置は、ケガの予後を良好なものにするためにとても大切です。
ケガが生じた場合は、できる限り早めに「POLICE処置」を行い、医療機関を受診するようにしましょう。
●早めに施術や治療を受ける
捻挫が起きたとき適切な処置をしないと、元の状態に治らなかったり、繰り返すようになったりします。
そのため、スポーツや日常生活に支障が出ることも多いです。
捻挫を放置して、靭帯が緩んだ状態のまま運動を続けると、足首がぐらぐらして、足首の軟骨が必要以上に摩耗してしまいます。
捻挫を繰り返さないためにも放置せず、必ず整骨院や医療機関で適切な処置を受けるようにしましょう。
●捻挫の初期とその後の対応を変える
捻挫を受傷後、約48時間は炎症期といわれており、毛細血管が切れて内出血をしている状態といわれています。
内出血をしているときに温めて血流を促進させてしまうと、内出血の量が増え、腫れが強くなってしまいます。
そのため、1~2日目まではアイシングをして、腫れを抑制しましょう。
炎症期が終わったら、その後はしっかり温めて血流をよくしましょう。
血液はケガを回復するために栄養や酸素を運んでくれます。
患部を温めて血行をよくさせることで治癒促進効果が期待できます。
【足関節捻挫の予防法】
●ハイヒールを履かない
ハイヒールを履くと足首がとても不安定になり、ちょっとした段差や不意な動きで足を捻挫しやすくなります。
また、痛みを我慢してハイヒールを履き続けると、親指が小指の方に曲がっていく「外反母趾」が起こる可能性もあります。
●足のサイズに合った靴をはく
捻挫が多発する原因の1つとして、靴のなかで足指を使わないことが挙げられます。
例えば、大きいサイズの靴を履いていると靴擦れをしやすかったり、足首が不安定になったりするため捻挫が起こりやすいです。
さらに靴に合わせて足は広がろうとするため、足底のアーチがなくなり、外反母趾が生じる可能性もあります。
また、小さすぎるサイズの靴も、骨格のゆがみや外反母趾、さらには猫背やO脚になる可能性があります。
そのため、ご自身の足のサイズに合った靴を履くことが大切となります。
●スポーツ前にはしっかりウォーミングアップをする
準備運動をしない状態で、急に身体を動かすと思うように動けず、バランスを崩して転んだり、人や物にぶつかったりすることがあります。
そのため、スポーツする前には足首を回したり、ストレッチをしたりと十分に準備運動を行いましょう。
普段運動をする習慣のない方はもちろん、運動に慣れている方も油断は禁物です。
また、スポーツに関わらず、日々の生活においても運動前に足首を動かし、関節の可動域を広げておくようにしましょう。
世田谷総合鍼灸・整骨院【足関節捻挫】アプローチ法
足首の捻挫の中で比較的多い内反捻挫(前距腓靭帯損傷)です。
前距腓靭帯とは、足首の外くるぶし前にある足首を支える靭帯です。
ほとんどの場合足首をひねると内側に捻りますのでここを痛めます。
内返しの捻挫をすると外側の靭帯を伸ばしてしまい、関節の位置がずれてしまいます。
当院では、まず最初に正常な位置に「骨格調整」を行い、「テーピング療法」を用い整復固定をします。
当院で使用するテープは、固定力に富んだ肌に優しいものなので不快感なく日常生活を送れると思います。
また、靭帯を損傷しているため、「EMS」でアプローチしたり、腫れなどが顕著な場合は「鍼施術」も行ったりすることがあります。
靭帯というのは一回伸びると、早めに施術を行わないと靭帯が伸びたまま関節が緩くなり、捻挫を繰り返すようになってしまいます。
そのため、早めの整復固定が肝心です!
足関節捻挫の早期改善を目指している方はぜひ一度ご相談ください。
著者 Writer

- 院長:島崎 建(シマザキ タテル)
- 生年月日:1989年2月23日
血液型:B型
出身:横浜市青葉区
趣味:ゴルフ
多くの患者様に鍼施術の素晴らしさを届けるために日々精進しております。
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